« J-REITのNAV倍率 | Main | 日米関係とは何だったのか »

January 06, 2013

米12月雇用統計は堅調(2)

米雇用統計を見る時、非農業雇用者増加数を5ヶ月移動平均にしているのは、この滑らかにした曲線と株価との相関性が見やすくなるからです。

Photo_3改めてグラフ(過去2年)にして確認してみると、昨年の「セル・イン・メイ」までは、ほぼ完全一致。
以降は、DOWが上回る形で乖離幅が出来ました。

仮説としては、

・金融緩和政策の影響で、株価が上方にサポートされるようになった。
・本格的な住宅市況の回復など、経済の実態が良くなっていることへの期待感が反映されている。(PERの変化)
・企業のEPSが伸びて、一部にあった株価の割高感が修正される局面にある。(EPSの変化)

といったところでしょうか。

「fiscal cliff」ばかり騒がれていたように感じられますが、実際の米国株は一つのステージを抜けて、しっかり推移して来ているということは言えそうです。

|

« J-REITのNAV倍率 | Main | 日米関係とは何だったのか »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« J-REITのNAV倍率 | Main | 日米関係とは何だったのか »