紅の党
朝日新聞の中は、左翼崩れで放射”脳”のロートル編集委員と、優秀なる海外勤務記者に二極化しています。
この「紅の党 習近平体制誕生の内幕」は、後者であり、朝日の中の良い部分が書いています。
日本の新聞記者であっても、中国共産党幹部の実態取材にはリスクも伴うでしょうが、熱心な仕事振りが窺えます。
本書は朝日新聞連載記事を編集したものなので、紙上でしっかりと読んだ人にとっては買う価値が低いでしょうが、この手の中国本を初めて読む人には、かなりリーズナブルな価格設定(1300円)と言えると思います。
日本にも、空気が支配する闇の部分がありますが、中国共産党の嘘と欺瞞に満ちた狂気の世界に比べれば、その足下にも及びません。
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