ウォン高と日韓株価
言い換えると、この程度のウォン高ならサムスンは乗り切るだろう、と見られていることになりそうです。
韓国ウォンの上昇は、かなり前から始まっています。
グラフは、ウォン、豪ドル、ランド、レアルの対ドルチャート(1年)ですが、人気の豪ドルを凌駕し、昨年5月以降のウォンの上昇は顕著です。
これはモチロン、時期的にアベノミクスとは無関係。
ウォンが買われ続けている理由としては、やはり貿易収支の堅調さという基本原則でしょうか。
左のグラフ(出典:http://diamond.jp/articles/-/28887)が示しているのは、昨年7~9月期の経常収支で、韓国が日本を上回った事実です。
ウォン高対策として、いつものように韓国中央銀行が介入するのか。
政治的には、大統領選でも焦点となった中小企業対策のため、何かしら財閥系企業に負担を求めるのか。
サムスン、LG、現代等の業績への影響はどの程度か、何か対策を打ってくるのか、といったあたりが今後注目されます。
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