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January 13, 2013

ウォン高と日韓株価

Krwzグラフは日韓の株価と為替(ドル/円・ウォン/円)の比較チャート。
日経平均の上昇カーブは、ドル円相場よりも高く、ウォン円レートに重なっています。

日本企業は韓国との競争次第なのでドル円よりもウォン円レートが重要だ、という説は、これで見る限りは本当です。

韓国株も、円安が顕著になったこの2ヶ月で8%上昇。
ウォン高によるデメリットよりも、世界的な株高期待の影響が上回っています。

言い換えると、この程度のウォン高ならサムスンは乗り切るだろう、と見られていることになりそうです。

韓国ウォンの上昇は、かなり前から始まっています。

Krwusdグラフは、ウォン、豪ドル、ランド、レアルの対ドルチャート(1年)ですが、人気の豪ドルを凌駕し、昨年5月以降のウォンの上昇は顕著です。

これはモチロン、時期的にアベノミクスとは無関係。

ウォンが買われ続けている理由としては、やはり貿易収支の堅調さという基本原則でしょうか。

Img_d7063663a360e44d87cd390d87b2098左のグラフ(出典:http://diamond.jp/articles/-/28887)が示しているのは、昨年7~9月期の経常収支で、韓国が日本を上回った事実です。

ウォン高対策として、いつものように韓国中央銀行が介入するのか。
政治的には、大統領選でも焦点となった中小企業対策のため、何かしら財閥系企業に負担を求めるのか。
サムスン、LG、現代等の業績への影響はどの程度か、何か対策を打ってくるのか、といったあたりが今後注目されます。

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