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February 13, 2013

円安は容認されたのか

ブレイナード米財務次官は11日、「G20は市場が決定する為替レートに移行し、競争的な通貨切り下げを回避するとの公約を実行する必要がある」とした上で、成長を取り戻し、デフレから脱却する日本の努力を支持すると表明した、と報道されています。

一方、G7声明に関する解釈が定まらずに為替相場は多少揺れていますが、明確に今の為替水準を批判した表現は含まれていません。

Dxy左のグラフは、緑がドルインデックス、赤がNYダウ。

ユーロが復調したせいで、ドルインデックスは昨年夏場よりも低い水準。
一方で株価は好調。
アメリカは、ドル安株高とも言える状況ですから、大きな不満はないはず。

「欧州債務危機を市場が悲観材料視しなくなった今、この程度の円安レベルへの戻りは、日本の政策云々とは無関係にあり得ることだ。だから現状の為替水準を直接批判はしないが、日本が円安を誘導するかのようなアクションは不愉快なので、釘は刺しておく」といった辺りがコンセンサスに近いところでしょうか。

こうした発言に神経質になること自体、そろそろ市場にブレーキがかかりやすくなっていることを示しますが、アメリカが直接文句を言わない以上、ドル高方向への許容余地がまだ残っているとも言えそうです。

神経質な乱高下はピークオフの始まりとも解されますが、アメリカの金利が上昇してドルが買われること自体は誰も批判は出来ないので、依然ドル高円安基調は続くだろうとも見える微妙な局面に差し掛かっているという感じでしょうか。

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