財政破綻で儲ける方法
財政破綻でもうける方法は、外資系金融の終わりでまたまた印税で儲けた藤沢数希氏と池田信夫という辛口コンビの対談です。
タイトルからすると、円を売っておけ、というだけの内容かと思いましたが、以下の目次のように話は多岐に及びます。
【目次】
1. 暴走したマネーゲーム
2. 邦銀が日本国民に押し付けている財政破綻というテール・リスク
3. リフレ政策とガラガラポン願望
4. 実は最悪だったポールソン米財務長官の金融危機への対応
5. 日本の財政破綻でもうける方法
6. 不良債権問題とは何だったのか
7. 巨大金融機関と福島みずほ
8. 大企業から個人の時代へ
9. 民主主義の限界
結局、日本国債はどうなるのか。
国の借金は子孫へ引き継がれるとはいえ、今は貯蓄が多い老人が国債を支えている。
いわば老人が老人を養っているだけで、ここで財政破綻し、銀行が国債暴落で潰れて老人の預金が毀損すれば、世代内解決でチャラ。
そこまで行かなくても、インフレになれば政府借金は実質目減り。
デフレ脱却という旗印で財務省のシナリオに乗ったのが安倍政権なのか。
但しハードランディングでハイパーインフレになると、全員が無傷ではいられない。
そういった議論の際のネタ本に向いていて、軽く読めます。
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