東証投資部門別売買状況
東証が公表している、東証3部門(1部、2部、マザーズ)の投資家別売買動向6ヶ月分をグラフにしてみました。
外国人の買いは、10月に打診的に始まり、11月に拡大、12月以降は本格化しました。
買い姿勢の変化は衆院解散前から起こっており、半年間の通算で、3兆3000億円の買い越しになっています。
個人は毎月売り越しで、トータル2兆円弱。
売り越し額は12月の5000億円がピークなので、ここで「やれやれ売り」がほぼ終わり、1月の1700億円には、先行して買った人たちの利益確定も多いのではないかと推測されます。
法人も売り越しで、合計2兆円。
12月が8000億円、1月が1兆2000億円と拡大しています。
信託銀行が最大の売り手です。
個人法人で4兆円売り、外人が3兆3000億円買い、その差を証券会社の自己売買部門が埋めている構図です。
これだけ膨らんだ外人の残高は潜在的な売り需要。
彼らは基本的にトレーディングスタイルで日本に向かってきます。
震災の時は、2011年3月からの5ヶ月で2兆5000億円買い越して、その後の5ヶ月で2兆2000億円売り越しました。
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