意外と下がらなかった東京市場
といった説明では、到底説得力はありません。
大手不動産銘柄も朝安から切り返してプラス引けとなっているものがほとんどで、市場全体のリスクオフよりも金融緩和効果が勝つという能天気さ?。
あるいは、この円高調整が短期に終わるというサインなのか。
あるいは、新日銀総裁は物価上昇よりも資産バブルを起こすと市場は読んでいるのか。
今日の急落は、図らずも不動産・REITの先高感を際立たせることになりましたが、最も納得感のある説明は「バブルの予感」という、不健全な相場になりつつあるようにも見えます。
Comments
いつも興味深く読ませて頂いています。
ユーロ円の120円割れはサポートが強いのですか?
質問のみで申し訳ありません。
Posted by: 竹中niche銀総裁 | February 27, 2013 08:39 PM
119~120円あたりのサポートは割と強そうです。この近辺では、投機筋のユーロロングが、ほぼ解消されるレベルだからだと考えられます。
さらに下げるには積極的にショートポジションを取る人が増える必要がありますが、今日も金利は上昇したもののイタリア国債の入札は消化されているので、そこまで強く売り優勢にはなっていないのだろうと思われます。
あくまで今のところですが。
Posted by: akazukin | February 27, 2013 09:18 PM
丁寧な回答を頂きありがとうございます。
CMEでユーロ/ドルの投機筋ポジションが1.30から1.35でロングになっているように見えるのですが、ユーロ/円のポジションはどうして分かるのですか?
Posted by: 竹中niche銀総裁 | February 28, 2013 08:04 PM
失礼しました。
ユーロロングと書いたのは、ユーロ/ドルポジションの意味で、ユーロ円ポジションが直接わかる訳ではありません。
ユーロ/円は、ユーロ/ドルにドル/円を掛け合わせたものですから、ユーロ/ドルがニュートラルでも、ドル/円がロングなら、ユーロ/円も同等にロングと見るべきかもしれません。
但し、ドル円が92円前後でやや膠着している現状を踏まえて考えるなら、ユーロ/ドルポジションがほぼ中立に近いところに抵抗帯がありそうと考えてもそうおかしくはないだろう程度の話です。
92×1.3=119.6 ですので、ひとまず立ち止まって上か下かを考えるという意味では、踊り場になりやすいのかな、とは思いますが。
Posted by: akazukin | February 28, 2013 08:53 PM