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February 03, 2013

日本のメガバンクは復活したのか

WSJに、邦銀に関する記事が出ています。

「Japan's Banks Step Up to Fill Global Loan Gap」によれば、 世界の貸出に対する邦銀のシェアは、1980年代30%もありました。
それが2007年には6%に激減したものの、2012年は14%と2007年比では倍増。

邦銀が得意とする分野は、発電所やダムなどのインフラに関するプロジェクトファイナンスです。

3bank直近3ヶ月のメガバンク3行のチャートを見ると、日経平均を大きく上回り、+40%あまりのパフォーマンス。
輸出銘柄のどれを買うべきかなどと悩むくらいならメガバンクが明快だった、という結果になっています。
大きな相場では、本命が道の真ん中を歩くということでしょうか。

不良債権を振るい落として筋肉質となった邦銀は、ローン案件だけで無く、海外でのM&Aにも熱心で、今後とも海外市場で一定の役割を果たしていくでしょうが、中期的に懸念があるとすれば、大量に保有する日本国債の動向かと思われます。

逆読みすると、銀行株は、国債市場の不安に対する「炭鉱のカナリア」の役割をしてくれるのかもしれません。

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