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February 07, 2013

TIBORでも、”談合”があったのか

FTに、トンデモナイ記事が出ています。

Japanese banks accused of Tibor fixing」によると、日本の元”スタートレーダー”「Hideto Takata」氏が、その著書で、日本の銀行が共謀して、いかに「TIBOR」の金利を釣り上げていたかを告発しているというのです。

2009年以降、円タイボーは本来ほぼ同じ水準であるべきはずの円ライボーより、3ヶ月もので13~15bsp高い状態が続いており、これは邦銀が安いLIBOR金利で借りて、高いTIBOR金利で貸して利鞘を抜くためのカルテルだとのこと。

既に発覚しているロンドンを舞台にしたLIBOR操作疑惑に関しては、UBSが1400億円、英バークレイズ銀行が360億円、RBS(スコットランド)が570億円の罰金を科せられています。

もしこの告発が正しければ、一体どれだけの借り手が余計な金利を払っていたのか、見当も付きません。

「Hideto Takata」氏は、友人でUBSのトレーダーRoger Darin氏が、円ライボーを巡る疑惑で米司法当局から訴えられていることに同情し、邦銀の事実を明らかにすることにしたそうです。

「このようなダブルスタンダードがある国は他に無い」「LIBOR操作は悪いことだが、日本の組織的な操作はもっと悪質だ」とも語っています。

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