シカゴ筋ポジションの確認(3/12時点)
(3月12日) (3月5日) (増減)
カナダドル ▲53397 ▲46663 ▲6734
スイスフラン ▲13488 ▲11450 ▲2038
ポンド ▲49800 ▲43849 ▲5951
円 ▲93763 ▲73351 ▲20412
ユーロ ▲24787 ▲26116 +1329
NZドル 19350 19044 +306
豪ドル 23266 7149 +16117
円ショートが大きく増えています。
円安トレンドの継続は市場のコンセンサスと言って良いかと思いますが、ここまでポジションが増えると一時的な調整も気になるところです。
豪ドルはロング増加。
これまで弱気に推移して来た豪ドルですが、ポジションが軽くなっていただけに、好材料には買いで反応しやすくなっています。
全般的には、好調な米国株を背景にしたドル買いが見られる一方、金利選好でオセアニア通貨買いもあり、投資家心理は良好。
イタリア政局、米国財政問題、北朝鮮リスクなどは脇に追いやられ、相場をエンジョイしたいという気分が充満しています。
日本の株高や円安傾向により、円ベースでのリスクマネーが世界に供給されていることも貢献しています。
外人は日本株を買い、懐に余裕が生じた日本人投資家は、投信やFX等を通じて世界の金融市場に流動性を供給するという好循環が発生しています。
これは2005~2007年の郵政解散相場と類似しており、あの時の姿を思い描きながらトレードしている人も多いのではないでしょうか。
但し、2005年は1$=100円から120円まで約1年、今回は80円から96円まで4ヶ月。
期待を織り込むスピードが非常に早いので、終わりが早く来る可能性も想定しておきたいところです。
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