ダメダメになって来たBRICS
BRICS4ヶ国の株価は2月以降、NY株の盛り上がりに全く付いていけなくなり、どの国も売られています。
中国は新政権になって何のプレゼントも無く、投資家はしらけムード。
JPモルガン・チェースは18日、中国株の投資判断を引き下げました。
インドに関して入ってくるのはレイプのニュースばかりで、政府への不信は高まるばかり。
世界最大の民主主義国家というキャッチフレーズはどこへやら、差別のオンパレード国家と再認識されました。
コンプライアンス重視のマネーはインドを買えない?
ブラジルは世界的な鉱業株ブームの終わりでヴァーレが下げを先導。
インフレ対策で政府がレアル高を容認したことも株にはマイナスで、コモディティ好きのジム・ロジャースも、「経済政策は間違いだらけ」と散々な評価。
ロシアはキプロス絡みで大手銀行が下げの主役。
「プッシー・ライオット」が懲役2年と、こちらも言論統制国家。
通常NY株が高い時は、リスク許容量の高まった投資家が新興国へ投資を増やすものというイメージがありましたが、投資家は「通貨は買っても株は買わない」姿勢が目につきます。
中国は共産党独裁、ロシアはプーチン独裁、インドは非近代的カースト制度、ブラジルは依然インフレとの戦いが収束せず。
アメリカやカナダのシェールガス増産などによって新興国資源ブームも冷え、あらためて成長可能性よりも投資環境の質が意識されているということでしょうか。
日米投資家は自分の国を買うため、新興国ファンドを続々と解約しているとの見方もあるようですが。
Comments