アベノミクスと財政破綻
大学同期の財務省キャリアに電話しました。
「久しぶり」
「おお、ブログ読んでるよ。儲かってるようだから今度奢ってよ」
「思い通りなのは、そちらでしょ」
「何のことかな」
「消費税増税決定で野田パペットは使い捨て。次は経済オンチのアベッチにリフレを吹き込んでインフレを起こせば国の借金は目減り」
「そうか、そういう穿った見方もあるんだね。僕たちは日々、国民のために財政再建とデフレ脱却に取り組んでいるだけです」
「実は金(ゴールド)ばかり買ってるんじゃないの?」
「まさか。ドルもたくさん買ってますw」
「ちゃかすなよ。実際、国債は大丈夫なのか」
「まあ、今のところ良く消化されている。先月の10年ものも、2兆に対して6兆申し込みだ」
「そんなものは、お付き合い入札だろ」
「その通り。彼らは、右見て左見て、上見て決める」
「X-DAYが来るとしたら、きっかけは?」
「この国が変化するのは何時でも外圧だ。アメリカの金利が上がればこちらも上がる。そうした時、ふとした拍子にミニパニック的な売りが起これば、体力の無い銀行は慌てる。
国債なら安全と積み立てていた主婦らが追随すれば、大手の銀行も売る。「ゆうちょ」には買えと言えるが、資金には限界がある。日銀が直接買うと、それが悪いメッセージとなって事態が悪化する。実際のところ、どれだけ買う資金が民間に残っているのか、誰も本当のことは掴めていないんだ」
「明日起こってもおかしくないし、10年起こらないかもしれない」
「そうとしか言いようがない。これは理屈では無くて信認の問題だ。行動経済学の連中にでも聞いてくれ」
「で、お前は金とドルを買い続ける?」
「うちの女房は国債を買っている。情けない話だが、止めろとは言えないから、俺は細々と金・ドルを買う。
予測できないなら保険に入るしかないのは、お前だって同じだろ」
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