シカゴ筋ポジションの確認(5/21時点)
(5月21日) (5月14日) (増減)
カナダドル ▲33852 ▲44417 +10566
スイスフラン ▲19930 ▲15410 ▲4520
ポンド ▲76976 ▲65355 ▲16141
円 ▲95186 ▲88407 ▲6779
ユーロ ▲80949 ▲46921 ▲34028
NZドル 17782 23216 ▲5434
豪ドル ▲32409 ▲13450 ▲18959
カナダドル以外は増減▲で、ドル買いの方向にポジションが増えています。
但し、この後日本株の大荒れ模様もあり、現実の為替相場では巻き戻しの動きも出て、103円台だったドル円は101円丁度近辺まで売られました。
尤も、ドル円の日足チャートを見ると、「概ね月に一回は訪れる通常の調整」。
むしろ、もう1円弱くらい下がる方がパターンに忠実です。
ユーロも大幅に売り越し増ですが、あまり弱い感じはしません。
先日軽く売ってみたら、あっさり弾かれました。
NZドルは今週にもネットショートに転じるのでは無いかと思っていましたが、しぶとく推移。
ここで取り上げている通貨ペアの中では唯一、対ドルでの買い越しを維持しています。
豪ドルは依然として下向きで、対円では100円割りました。
何か材料が出れば、もう一段売られそうな雰囲気を感じます。
キウイはオージーより強し、です。
84を越えたドルインデックスは、現在83.6まで調整していますが、米国長期金利は2.01%。
2%超での定着を試そうとしているようです。
バーナンキ発言は、聞かれたから答えただけで、指標が良ければQEは縮小していく、という基本姿勢を確認したに過ぎないと思うのですが、市場は前のめりに金利上昇を受け入れようとしています。
しかしながら「すわ、引き締めだ!」と株価がショックを受けると、ドル高の勢いにもブレーキがかかります。
この辺りの兼ね合いには、FRBも投資家も非常に神経質にならざるを得ないため、今後も紆余曲折あると思いますが、メインシナリオは、「米国不動産市場の回復基調持続→雇用が堅調→米国金利上昇→ドル買い方向の継続」ではないかと、期待も込めて思っています。
グラフは、米国長期金利とDOWですが、株価を崩さずに穏やかな金利上昇を受け入れることに、まずまず成功しているように見えます。
4月後半、金利が1.6%台まで下がったのは不自然と言われていましたが、やはり5月に入って急速に元の位置まで戻りました。
こうして見ると、金利上昇率と株価上昇率はほぼ一致しているので、正に「グレート・ローテーション」だと言われても否定しにくいのですが、米国株の移動平均線からの乖離は危険領域にあり、日本株の乱高下を他人事と思う余裕はないはずです。































































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