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May 17, 2013

J-REIT指数の確認(5/17時点)

Gcexe結果だけ見れば、今週は1492から1477へ僅かに下落しました、というだけのことですが、そのプロセスは波乱に満ちていました。

先週時点の見通しとして、「下値目途は指数1400、但し金利市場の動向には注意」といった内容を書きましたが、懸念された長期金利(国債)市場が一般ニュースの見出しになるほどの上昇。

新興市場の信用収縮によるミニパニック的な動きとも共鳴し、リート指数はザラ場で1324の安値まで売られる場面がありましたが、終わってみれば1477。

今後の見通しとしては、やはり金利動向が鍵になると思われます。

投資家は、日米共に異常な低金利状態が終わろうとしていることを、どう織り込むかに苦心していますが、欧州のように更なる金融緩和が見込まれる地域もあり、利回りの高い実物不動産を買いたいという意欲は世界的に旺盛です。

一方でリートは、十分に保守的とは言え、一定のレバレッジのかかった商品ですから、金利上昇に過度に敏感になる可能性があり、今まで以上に債券相場との連動性に注意しながらの投資行動が必要になりそうです。

日本の財政破綻があろうが無かろうが、アメリカの金利が上がるなら日本の金利も上がるのです。

その時に賃料が上がらなければ、不動産関係銘柄の均衡点は、当然今よりも変わって来ます。

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