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May 30, 2013

コイズミノミクス相場に学ぶ

この半年間の株価上昇率は、小泉郵政相場と似ています。

小泉元総理の任期は2001年4月~2006年9月でしたが、ハイライトは2005年9月の郵政解散選挙からの株高。

Gcexe11000円をスタートに、半年後の2006年4月には17500円まで上昇。
およそ6割上昇して、壁にぶち当たりました。

アベノミクス相場は、2012年11月に9000円からスタート。
およそ7割上昇した半年後の2013年5月、ザラ場15942円を天井に壁にぶち当たりました。

どこまで似ているかはともかく、半年も勢いよく上がれば休憩が必要だという認識は共通かと思われます。

小泉相場はその後、17500円の高値から2ヶ月で約20%調整し、2006年6月に14200円まで下がり、そこから切り返して1年後に18000円を突破しました。

同じリズムを持ってくると、この夏場までに12500円前後まで調整し、来年夏には16000円突破です。

正確に計算すると、小泉相場は、17563円↘14218円↗18261円なので、今回に引き直すと、
15627円↘12650円↗16248円。

小泉相場の調整着地点である14200円は、11000円から17560円の半値戻し。
今回、9000円から15600円の半値戻しは12300円です。

コイズミノミクス(言いにくい!)相場を振り返ると、「いくら何でも良いだろうと13000円で買った人間が、やっぱり持ち堪えられないと投げた12000円前半が本当の底」というような状況が十分起こり得ることを示唆しています。

起こって欲しくは無いですが。

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