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May 22, 2013

そして皆、金に弱気になった

Z4月の急落で、1550$から1320$に急降下。
その後、一旦1400$台に戻して持ち直すかに見えたドル建て金価格でしたが、再び1300$台まで落ちてきて、チャート形状はよろしくありません。

全員弱気状態に近く、中長期的に1100$まで調整などの意見も多く出てきました。

アジア地域における現物買いの意欲は依然強いものの、ドル買い意欲も世界的に強いため、下落の勢いが勝るかもしれません。

但し、円建て金価格の下落は、円安で緩和されています。

実際、昨年秋の高値1790$の時、円では4741円/gでしたが、今日は4807円/g。
ドル円の上昇率が、金価格の下落率を上回っています。

今後も日本人だけに都合良く進むとは限りませんが、仮にドル建て金価格が1100$まで下がったとしても、その時ドル円が120円になっていれば、円建てでは今より7%安程度の計算。

この程度なら「保険料」としては受け入れられるでしょうし、金が下がる時は概ねドル高ですから、FXでヘッジも可能です。

まあ、「金の魅力」に頼らずに済むなら、それは金融市場が平和な証拠で、大変結構なことです。


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Comments

流石の中国も及び腰のようですね
東京金 3800円とかあったら最高ですね。。

Posted by: 花田清輝 | May 23, 2013 05:18 AM

そもそも金はポートフォリオの一部において守りに使う資産のはずですが、これを主力にするファンドが現れて攻めの商品になったような錯覚が広がり、それがまた元に戻りつつあるような印象です。
問題は、「金を手放す安心」は本物ですか、という点ですね。
3800円は、中長期的に見れば十分ありそうな水準です。

Posted by: akazukin | May 23, 2013 07:37 AM

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