それでも米国金利は上がり続ける
今日のタイ株式相場は下落し、指標のSET指数は前日比5%安の1453と、2011年10月以降で最大の値下がり。通貨バーツは対ドルで8カ月ぶりの安値を付けたほか、国債相場も下げ。
豪ドルは対ドルで節目の0.94を割り、ランドもインドルピーも安く、新興国からの資金引き揚げによるドル高が顕著です。
それではドルインデックスは高いのか。
最近のユーロ/ドルは1.32を越えて上昇。
ドルは対ユーロで売られています。
ユーロ圏は今年1~3月期に6四半期連続のマイナス成長に陥り、1999年のユーロ導入以来、最長の景気後退。ドイツでさえもマイナス成長となり、ユーロ圏の4月の失業率は12・2%と、ユーロ発足後最悪。
ユーロは安くなることが必要に思われますが、先日ECBは利下げせず。
ユーロ売りが巻き戻されてユーロ高。
しかし、そのユーロに対しても円は足下で上昇。
円が最強通貨に復帰したということは、リスクオフのサイン。
じゃあ、債券が買われているかというと、米国長期金利は上昇して現在2.24%。
新興国投資、FRBに追随した債券買い、ブームの円売り。
こうした全てが逆回転していると考えると説明出来ますが、これが一時的な調整なのかどうかは見極めが困難です。
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