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June 10, 2013

南アフリカの金利が急騰している

為替相場は、短期的には金利差に敏感に反応します。

Correlation_eurusd
例えば、為替の世界で最も取引量が多いと言われているユーロドル。

ドイツとアメリカの金利差に忠実です。

(グラフの出典は、いずれも「M2J」のサイト:https://www.m2j.co.jp/mp/marketwave/rates_correlation/)

Correlation_usdjpy次は気になる、ドルと円。

円安の勢いが金利差に勝っているので、先週のようなドル急落が起こりやすい環境です。

逆に言えば、金利差がもっとあれば、安定することが想定されます。

現状では、最大リスクとして90円があり得るという見方も出来ます。


Correlation_zarjpy高金利通貨であるランドと円。

おおー、10代の青年のようです。

まだ皆が気づかない内に(そんな訳はありゃしませんが)ランドを全力買いしておくべきでしょうか。

この金利差に注目するなら、まずはランド/ドルが買いで反応するはずですが、そうした形跡はありません。

ニュースを探してみると、6月から海外投資家によるランド債投資の利息に源泉所得税が課税されるようになったようです。

それを嫌って南ア国債を売るから金利は上がる、その分ランドを売ってドルに替えるからランド安要因。
ということかなと想像されます。

なお、FXのランド円スワップ金利についても、特段の変化は見られません。

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