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June 20, 2013

忌まわしき者、汝の名は野村不動産投資顧問

ZREIT指数連動のETF「1343」に比べて、野村レジ「3240」、野村オフィス「8959」のパフォーマンスは、何れも大きく下回っています。

また、最近上場した野村不動産マスターファンド投資法人は、依然として公募価格10万円を下回っています。

野村不動産系のリートの場合、全て同じ運用会社(野村不動産投資顧問)で運用されていますが、とりわけ先週金曜日にローンチした野村オフィスファンドのPOは醜悪でした。

決算発表と同時発表の公募増資。

すっかりREITの需給が緩んでしまったこの時期に「わざわざ」やるんだから相当の配慮が為されているのかと思えば、トンデモハップン(死語か)。

想定調達額は350億円。
取得資産は、築27年の五反田のビル他2件で109億円。

今期(H25/4期)分配金は12400円と、オフィス系としては十分にショボイのに、次期25/10期は10000円と下方修正。

そもそも次期分配金予定額は、5月1日に11300円とリリースしていたのに、その1ヶ月半後に自ら希薄化させて1割以上の減額。

そもそもJリートは発足当時、POの度に投資口価格を大きく下落させて、既存投資家の信頼を損ないました。
そのため、各運用会社は、あの手この手で何とか分配金水準を維持するための工夫を重ね、今ではそれが(少なくとも大手では)暗黙のマナーとなって、信頼を積み重ねてきた歴史があります。

そうした気遣いも、既存ホルダーへの配慮も、全く見えません。

こうした仕打ちをされた個人投資家は、野村不動産投資顧問の名前を聞いただけで、朝の通勤途中にゲロの跡を避けるように、忌み嫌うようになると思われます。

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