今週末、みずほのATMが止まる
原因は、
旧第一勧銀システムに統合しようとしたものの間に合わず、暫定的に三行のシステムをリレーコンピューターで接続したものの、その「繋ぎソフト」にバグがあったことに気付かなかった、というもの。
二回目は、記憶にも新しい、震災3日後の2011年3月14日。
大量の義援金の送金に耐えられなかったという説明でした。
この時は旧一勧システムに一応統合されてはいたものの、その母体は80年代に稼働した古いシステム。
日中のオンラインと夜間バッチ処理を同じハードウエアで交互に行っていましたが、振り込み集中で夜間バッチ処理が異常終了。翌日営業開始までに修復が間に合わず、システムの日付を強制的に切り替えてオンライン業務を開始。未完了の夜間バッチを手動で処理しなければならなくなったところ、翌日も別口座が原因で異常終了して、またバッチ処理が残り...と手作業業務が累積して大混乱。
「みずほ」は、三行の寄り合い所帯ですから、それぞれの面子が何より重要。
特にプライドの高い興銀に配慮して「みずほコーポレート銀行」という珍妙な銀行を作るくらいですから、どれだけ社内融和に苦労したかは推して知るべし。
システムなんか、二の次にならざるを得なかったでしょう。
今回、2015年度に予定する最終的なシステム統合の前準備として、まずは二行を統合。
結果的には、11年以上も余計な遠回りをしました。
もしも3度目の大きなトラブルとなれば、「みずほ」の名前が消えるくらいの覚悟でシステム部門は取り組んでいると思いますし、ある意味今回は、「みずほコーポレート」を「みずほ」に合わせるだけのこと。
まさかとは思いますが、私のように「みずほ」メインの方は、とりあえず今週中に現金引き出しとオンライン振込を済ませておいた方が安心かもしれません。
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