ニュージーランドドルは強い

煮え切らない動きのオージーに比べ、キウイは明快。
対ドルでは0.77を底に、現在は0.8を越えています。

ＩＭＭのポジションは久々のネットショートになっていますから、投資家のＮＺＤポジションは軽く、買いに行きやすい状況だとも言えます。

ＮＺ中央銀行は今日、政策金利を2.5％に据え置き、年内は現状を維持するとしたものの、住宅・建設セクターに起因するインフレ圧力が高まると予想し、それに対応するために利上げする可能性も示唆したと理解されました。

もう一度利下げすると思われているＲＢＡと、利上げを示唆するＲＢＮＺ。
両通貨のスタンスが、ここまで際立った違いを見せたことは大変珍しく、普段あまり意識されない通貨ペアである豪ドル/ＮＺドルは、大きく下落しています。

現在のＡＵＤ/ＮＺＤは、1.14近辺ですが、この水準はリーマンショック後の混乱期以来のこと。

ある意味、豪ドルとＮＺＤの関係は新世界に入って来ているとも言える訳ですが、this time is different なのでしょうか。