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August 23, 2013

J-REIT指数の確認(8/23時点)

Gcexe今週は、1345.8→1312.72と、2.5%安。

ぎりぎり200日移動平均線を維持しているようですが、この低い位置で3%近く下がると、嫌気して売りたくなる人が増えるかもしれません。

日本だけでは無く、グローバルに見ても、不動産・リート市場は苦戦しています。
理由は言うまでもなく、金利の上昇です。

Gra71_3
世界のリートの6割以上がUS。

グローバルといっても、要はアメリカがどうか、ということに左右されます。




Z左のグラフは、米国長期金利、DOW、主としてUSリートへ投資するETF「IYR」の比較ですが、5月下旬のバーナンキ「タカ派宣言」ショック以来、トレンドが急変。

金利を上昇率で見るのはどうかという気はしますが、ともかく急カーブが止まらない米長期金利。

対してDOWは、何とか粘って付いていこうとしていますが、なかなかキャッチアップは難しい印象で、景気拡大に伴う金利上昇だから債券から株へ投資シフト、と単純には行きません。

不動産証券化商品は、金利上昇による利益減少と、リスクプレミアム縮小による魅力減少の二重苦と戦わなければなりません。

日米共に、リターンは大体4%。
米国長期金利は3%近く、日本は1%以下。

アメリカの投資家は、リスクプレミアム1%で我慢ですが、日本から見ると調達金利1%で4%のリターンを期待できる有利な立場にいます。
当然、為替リスクはありますが、為替リターンもあります。

同じ4%なら、どちらが良いか。

分散をどう評価するかで、違ってくると思われます。

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