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August 22, 2013

円安株安

東京株式市場では、小型株など個人の売りが嵩んでいる印象。
J-REITも多分、個人の売りで下げました。
一方ドル円は堅調で、ドルを安くは売ってくれないムードです。

ドル円が底堅いのは、やはり日米金利差の拡大。

長期金利の差は、3ヶ月前の5月下旬には1.1%前後。(日本0.9、米2.0)
現在では2.1%。(日本0.8、米2.9)

Correlation_usdjpy2年もの金利では、左のとおり。
勢いだけで円安が進んでいた5月と違い、今の水準は金利差で説明出来るようになっています。

投資家は日本に焦れています。

参院選挙で自民党が公約した法人減税を一顧だにしない政府。
事実上の国際公約の消費税アップさえ「ぐずぐず」して、またぞろ公共工事を引き出すネタに使おうとしている。
結局のところ、第三の矢は掛け声倒れで、既得権益に踏み込む大きな構造改革など出来そうに無い。

とはいえ、円安が極端な株安を食い止めています。

日経平均が13000円を切るようなレベルになれば、ある程度バーゲンハンターがやって来るとは思いますが、その後の反発は弱いような気がするので、積極的に食指が伸びないのも事実。

Photo左図は、小泉相場とアベノミクス相場の比較。
2006年4月27日と2013年5月15日を重ねてグラフ化しました。

最初のピークアウトから1ヶ月くらいで底打ち反転しているところまでは同じですが、小泉相場がそこから加速したのに比べて、今回は失速。

改革の迫力に差がある、と思われても仕方がありません。

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