米雇用統計の正しい数値
FX投資の広がりにもより、毎月第一金曜日に発表される米雇用統計は、一般にも注目されるようになりました。
これは速報値ですから、後日頻繁に訂正されます。
市場で特に重視される非農業部門就業者(nonfarm payroll employment)増加数も遡って改訂されますが、多くのサイトでは正確に訂正されていません。
最新の値は、米国の労働省労働統計局のサイトに取りに行く必要があります。
直近3ヶ月分であれば、 ここです。
さらに古い分となると、まずData Retrievalにアクセスし、欲しいデータにチェックを入れます。
例えば、「total nonfarm」の「seasonally adjusted」を選ぶと、左図のようなデータが出てきます。
6、7月はまだ未確定(preliminary)マークが付いています。
これは累計値ですので、excelにダウンロードした上で、当月から前月を引くという一手間をかけることになります。
こうして出てくる、非農業部門雇用者増加数の最新の数字(2013年)は下記の通りです。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
148 332 142 199 176 188 162 (千人)
この数値は結構暴れるので、私は5ヶ月移動平均線を作ってみています。
7月は、2月の332千人の影響が切れることが大きく、残念ながら大きく下向きのカーブになってしまいました。
節目となる月間20万人に若干届かない微妙なレベルとなっています。
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