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September 08, 2013

私の「半沢直樹」

Picture2013063021542私の両親は同じ銀行に勤めていて、職場結婚しました。
今では「みずほ」という名前に変わっています。

転勤の多い銀行では社宅生活が中心。
小中学生の頃は地方都市の家族寮で生活していたので、ドラマにあるように、父親の地位が家族の生活に影響を与える微妙な空気の中で育ちました。

融資担当は、やはり花形です。
父親が貸出しを担当していた時は、付け届けが部屋に積まれ、「すき焼き」の登場回数も多かったように思います。

高度経済成長期ですから、給料が前年比で3割上がったといった会話も記憶しています。

当時はまだ週休1日で、土曜は半ドン。
大晦日も、通常営業。

父親が帰ってくるのは、いつも「紅白」の途中。
若い女性行員は、それから帰省。
1月4日には晴れ着で出社。
何と大変な職場かと思いました。

日曜祭日も職場関係の行事が多く、インターバンク野球大会などに駆り出されます。

違う業界に進んだ私は、二度出向して本社に戻りましたが、子会社出向ですから、悲壮感はゼロ。
役職や権限は二階級くらいジャンプアップして処遇は変わらないので、何かと調整が面倒な本社には戻りたくないというのが、出向者の本音です。
銀行のような取引先出向の苦労とは比較になりません。

大学卒業の時、就職先候補から真っ先に外したのは銀行。
性格的にも銀行は向かないので、私の人生における最も正しい判断だったと今は言えますが、あくまでも偶然の結果。

終身雇用というのは、ろくに社会の実態が分かっていない学生に一生の判断を迫る、過酷な制度です。

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