ブラジルの政策金利は10%
株価はどうか。
通貨が下がれば交易条件が改善して株高になりそうなものですが、ボベスパ指数の推移は概ね通貨にシンクロ。
株も通貨も10%下落です。
利上げしても通貨と株が下げ始めたら手を出してはいけない、という事例でしょうか。
同じような状況は、インドネシアでも見られます。
こちらの政策金利は、6月以降1.75%上がって今は7.5%。
通貨と株価は、利上げを始めた6月から20%も下落。
結局のところ、金融政策で何とかしようとしても経済の実態は強くならない。
貿易で稼ぐ、政府支出を節約して財政を健全化する、資産を真面目に運用する、といった地道な努力が求められるという事実は、株高で浮かれている国の政治家への教訓です。
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