シカゴ筋ポジションの確認(10/22時点)
政府機能一部停止の影響で遅れていましたが、3週間分が追加されましたので、10/22と10/1で比較してみます。
(10月22日) (10月1日) (増減)
カナダドル ▲5364 ▲955 ▲4409
スイスフラン 10931 6636 +4295
ポンド 14262 1496 +12766
円 ▲71802 ▲82324 +10522
ユーロ 72434 68276 +4158
NZドル 13114 10891 +2223
豪ドル ▲22111 ▲28804 +6693
全体にドル売り傾向ですが、現実の市場では、ここからドルが反発しました。
グラフは米長期金利ですが、10/23の2.48%を底に、現在は2.62%。
緩和継続観測で債券が買われたものの、2.5%を切るような水準では行き過ぎ感があり、金利反発上昇と共にドルが再び買われているといったメカニズムのようです。
ドル円は相変わらずのレンジ。
97~99円の間を動いています。
国内からは、為替市場に影響を与えるようなインパクトのあるニュースが出てこなくなったため、ドル円のボラティリティは低下。
投資家には面白くないかもしれませんが、輸出企業にとっては戦略が立てやすくなっています。
1$=80円時代に比べると2割ほど円安になり、エネルギー価格の上昇を全員が負担しています。
その代わりに輸出企業が潤い、観光客が増え、資産効果で消費も刺激されました。
日本経済を1年前と比べて見ると、良い点と悪い点が混在し、相変わらず課題は山積みですが、政治的な状況も踏まえて評価すると、全体としては少し良くなっているというのが多数意見かと思います。
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