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December 31, 2013

シカゴ筋ポジションの確認(12/24時点)

         (12月24日) (12月17日) (増減)
カナダドル   ▲58432    ▲65500  +7038
スイスフラン   11920     11955    ▲35
ポンド      14420      17825   ▲3405
円        ▲143822   ▲130223  ▲13599
ユーロ      32172      27923   +4249
NZドル      6456      5673    +783
豪ドル      ▲54239   ▲51653   ▲2586

円ショートは増加して年初来を更新。
欧州通貨は市場での強さに比べると、さほど買いが増えている印象ではありません。

豪ドルは依然として売りが優勢。
相場のリスクオンムードからすれば反発してもおかしくはないのですが、製造業が次々と豪州から脱出する切実な状況からすると、RBAの0.85適正説に支持者が多いと言ったところでしょうか。
実際に介入している可能性も伝えられています。

ここまでの円高修正はフェアヴァリューへの復帰だというコンセンサスがあるので、特に国際社会から不満が出る訳でも無く、国内では資産価格の上方修正が消費や気分にも恩恵をもたらしました。

円安による物価上昇というデメリットは、まだマイルド。
物価上昇は国民全体への課税ですが、その分輸出企業に補助金が支給された格好になっているので、全体ではプラス。

更に円安が進むとすると、課税強化と補助金増加ですから、国内の凹凸が強くなって、非恩恵セクターからは不満が出るようになります。
賃上げを強制しても、応えられるのは一部の企業だけ。

貿易赤字を補うのは所得収支ですが、元々個人の海外投資が少ない日本では、円安ヘッジが不足しています。

為替市場は予測不可能であり、グイグイ円安になるかもしれませんが、これ以上を望む必要はなくなりました。
どんなものにも適温というものがあります。

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