米国株のPER20年
シラー教授のサイトからDLしたデータをグラフ化しました。
現在のPER25倍は高く見えますが、NASDAQも含めた全体数値を、シラー教授が周期的調整を加えた結果であり、絶対値よりは相対的に見ることに意味がありそうです。
言うまでもなく、ここ20年で最大のバブルは2000年前後のITバブル。
平均でPER40を越える株価が正当化されました。
社名変更して「ドットコム」を付ければ、株価が2倍になるような時代でした。
現在のPERは、2007年の水準に近づいています。
こうして見ると、日本がミニバブルと言われた2003~2007年、米国株のPERは横這いで推移しており、特に過熱した様子は窺えないのですが、それでも危機はやって来ました。
PER15倍だから大丈夫、17倍だから調整は限定的といった解釈は、近未来の前提が崩れると何の意味も無いということが分かります。
今の相場水準は、2007年の入り口に相当します。
さらにリスクオンの円安株高が進むなら、本格的な2007年入りとなります。































































Comments