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January 27, 2014

予定通りの15000円では安くない

日経平均は15,005円(▲385円)。

ドル円がオセアニア時間を除けば102円を下回らずに推移したこともあり、円高株安は既に先物で織り込まれた以上には連鎖しませんでした。
小型の高配当銘柄も割合しっかりで、朝安を見て個人が買い戻す様子も見られました。

今日のところは総じて粛々と下げたという感じ。
理財商品がデフォルトした時の、日本株の耐性を見たい気がします。

あらためて眺めてみると、日本は供給過剰の業種が多過ぎる印象です。

体力の弱い銀行(特に地銀)が多い、小売り面積も多い、石油精製設備も多い、同じような家電を作る会社も多い、テレビ局も多い。投資と関係はないものの、大学も多い。

供給過剰で国内競争が厳しいとなれば、海外展開が期待されますが、その戦略がしっかり進んでいるのは自動車業界くらいで、ほとんどは国内で生き延びるのに必死。
あるいは海外でライバルに苦戦中。

となると、成長ストーリーがイメージしにくいのですが、その割には、グローバル対応が進んだ自動車業界よりもバリュエーションが割高な銘柄が目立つ気がします。

このことは、国内の資本コストが非常に低いということで正当化されるのかもしれませんが、それは同時に、日本の株式市場が金利変化に極めて脆弱であるということにもなりそうです。

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Comments

日本企業で海外を席巻する企業って本当に限られる気がします。

地味だけどコツコツ改善できる分野でかつ時代のニーズに合致する世界を目指す企業。私は医療機器メーカーに期待しています。

Posted by: BLUE | January 28, 2014 12:20 AM

日本は製品ではなく「やり方」で、世界は無理でもアジアを席巻できるような潜在力はあるような気がしますね。

但し、それにはまず色々な意味で日本並みに追いついてもらわないと基礎条件が整わないかもしれません。

Posted by: akazukin | January 28, 2014 11:39 AM

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