シカゴ筋ポジションの確認(1/7時点)
(1月7日) (12月31日) (増減)
カナダドル ▲60542 ▲57956 ▲2586
スイスフラン 4727 10889 ▲6162
ポンド 18178 22781 ▲4603
円 ▲128868 ▲135228 +6360
ユーロ 14498 30589 ▲16091
NZドル 7866 6707 +1159
豪ドル ▲56852 ▲57414 +562
円ショートは僅かに減少。
流石に、これ以上大きく増やすのは難しいか、という印象もあります。
短期ポジションが限界だとすると、更なる円安のためには、貿易赤字による実需の円売り、日本人の海外投資積極化などの中長期的要因が重要性を増しますが、ここから先は累積された短期ポジションの解消も増えるでしょうから、いずれにせよボラティリティが低下して穏やかな動きになることを想定しています。
昨年の円安は、行き過ぎた円高の是正局面にアベノミクスが口先介入した側面が大きく、日本人が萎縮し、外人勢も殆ど日本株を無視していただけに、一気にポジションのノーマリゼーションが進んだものと考えられます。
現在は、誰が見ても行き過ぎは修正されて程々の位置に戻っているので、ここから更にポジションを増やす方向に人間を動かすのは大変です。
むしろポジションを減らさせるのは簡単で、悪い話を流布すれば良いだけ。
現在のドル円相場は、株価との連動性が非常に強くなっていますが、平成バブルには「東京が国際金融センターになる」、ミニバブルには「郵政民営化で巨大資金が動く」というビッグストーリーがありました。
今回は「取り戻す」とか「異次元の」とか、昭和的な気合いの部分が多いのが特徴です。
過去のようにイリュージョンで嵩上げされた部分がまだ少ないので、ここからのダウンサイドは小さいという見方はあるかもしれませんが、一方でアップサイドへ牽引役が思い当たりません。
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