輸出量は増えていない
日経平均は昨日403円上げ、今日は377円下げて、15007円。
ドル円は案外しぶとく、102円を堅守。
株は買わなくても生活できますが、輸入業者による実需のドル買いは必ずあるということでしょうか。
財務省の発表では、今月19~25日の海外投資家による日本株投資は1546億円の売り越し。
「退散」を意識した売りによって、日経平均はPER15倍の15000円の引力に引きつけられて終わりました。
グラフは、この2年間の、日本からの車の輸出台数と為替の関係。
円安になっても、輸出台数は伸びていません。
台数ベースで一番多かったのは、2012年2月という遠い昔のことで、ドル円が78円の時代でした。
ドル建て価格を変えなければ、同じ台数でも円建ての手取りは増えるので、車メーカーは儲かる。
しかし、台数が増えないから下請けの受注高は増えない。
まあ多少は発注価格で還元してもらっているにせよ、受注量が変わらないのであれば工場稼働率も上がらず、景気回復の実感には程遠いのかもしれません。
どうして車メーカーは価格を下げて、もっと輸出しようとしないのか。
そりゃあ近くの海外工場で増産した方が良いに決まっている、ということですかね。
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