« 予定通りの15000円では安くない | Main | 沖縄セルラーが株主優待開始 »

January 28, 2014

天然ガスが高い

LngNYMEXでの天然ガス先物価格が上昇し、100万BTUあたり5$の節目を越えました。

5$超は、あくまで瞬間風速のようですが、背景にはアメリカを襲っている大寒波の影響があります。

また、米国では発電用を中心に天然ガス需要が拡大する一方で、シェールガスにけん引された生産増は頭打ちとなりつつあり、地下のガス田やパイプラインなどに貯蔵される在庫が急速に減少しているといった構造的な背景事情も報道されています。

グラフに見られるように、1年前は4$以下。
このままボトム価格が切り上がってしまうと、様々な影響が懸念されます。

寒波の北半球とは反対に、一昨日まで南半球で行われていたテニスの全豪オープン。
前半戦最大の話題は猛暑でした。

大会会場のあるメルボルンでは気温が摂氏43.9度にも達したため、一部の試合が中断。

Djokovicegg1コート上では60度以上になっているとも言われ、ジョコビッチは自分のtwiiter上に、コート上で目玉焼きを作る写真を投稿して話題になりました。

温暖化とは全体が暖かくなるのではなく、世界的に寒暖が極端化し、天候が乱暴になることだと改めて認識されました。
日本では春と秋が短くなって丁度良い気候の時期が減り、1年は、蒸し暑いか、乾燥して寒いかのどちらか。
今やエアコンだけでなく、加湿器を使うのが標準仕様です。

最近、クウェートなど中東産油国でさえ天然ガスの輸入国となり、UAEが米国とカナダのシェールガスに投資を検討しているというニュースもあります。(UAE looking to invest in US and Canada gas projects

日本の2013年のLNG輸入額は7兆円を突破。

日本はエネルギーを自給できない脆弱な国家であり、現実的でバランスの取れたエネルギー政策が必要なことは論を待ちません。

|

« 予定通りの15000円では安くない | Main | 沖縄セルラーが株主優待開始 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 予定通りの15000円では安くない | Main | 沖縄セルラーが株主優待開始 »