J-REIT指数の確認(2/14時点)
今週のJ-REIT指数は、1465→1456と、0.6%の下落。
日経平均の▲1.03%よりは小さく、TOPIXの▲0.4%よりは大きいという微妙な数字。
これは下落率が大きかった不動産銘柄にJ-REITが引っ張られたという面もあるでしょうが、日経平均自身が大きく揺さぶられやすい指数であることを示しているものと思われます。
さて、これから1ヶ月以内にJ-REITのETFが二つも新規上場します。
MAXISJリート上場投信(三菱UFJ投信)と、NZAM上場投信東証REIT指数(農林中金全共連アセットマネジメント)。
安い手数料で参入しましたので宜しく、ということですが、後発で手数料が高かったら誰も振り向かないので、戦略的には当たり前です。
ETFを通じて安定投資家が増えるのは、J-REIT市場にとって悪い話ではありませんが、新規投資家を十分に多く集めることが出来るかどうかは別問題です。
既上場のETF二つ(野村と日興)を比較しても、サイズが大きくなっているのは手数料の高い野村の方。
投資家の選択は、多少の費用差よりも流動性。
その流動性を決めるのは、営業力もあるでしょうが、基本は早い者勝ちです。
ちなみに100万円投資した際の手数料の差は、最大で年間700円程度。
モチロンもっと多くの金額を投資するなら差は大きくなりますが、そうすると流動性の方が気になるから手数料では選ばない、となってしまいます。
系列金融機関で集めたNISA口座資金を誘導したいとか色々思惑もあるでしょうが、板がスカスカでは役に立たないので、特に4番目は大丈夫か、という気はします。
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