J-REIT指数の確認(2/21時点)
今週のJ-REIT指数は、1456→1493と、2.5%の上昇。
正直、もう少し下がってきたら買いたいと思っている人は多いような気はしますが、しぶとい動きをしています。
チャートを素直に見ると、指数1420で反発が4回。
どうやらこの辺りが、通常時での押し目狙いポイントのようです。
海外の不動産ニュースで、「(中国)不動産市場の値崩れがいよいよ開始か」が、ありました。
中国の住宅市場の調整は不可避だと思いますが、問題はその程度。
理財商品は、石炭と不動産業界が多く発行していますが、特に今年5月は償還期限が多く、368億人民元(約6220億円)。
先日は「謎の投資家」が元本だけ(500億円)は救済してくれましたが、いつまでもその手は使えないでしょう。
13日の広州日報は、中国工商銀行が「理財商品」の代理販売を休止したと報道していますが、今後、理財商品による資金調達ルートが機能しなくなれば、不動産の投げ売り、地方政府SPCや中小金融機関の連鎖破綻等も想定されます。
アメリカのサブプライム商品と違い、毒饅頭は中国国内限定販売ではあるでしょうが、中国のマーケットの悪化は、中国→新興国→先進国という順番で、瞬く間に世界に伝染します。
2007年8月のパリバショックからリーマンショックまで約1年。
時間をかけて波及するクレジット危機には、要注意と思われます。
Comments