シカゴ筋ポジションの確認(2/11時点)
(2月11日) (2月4日) (増減)
カナダドル ▲58928 ▲60300 +1372
スイスフラン 555 2220 ▲1665
ポンド 10672 10951 ▲279
円 ▲78786 ▲76829 ▲1957
ユーロ ▲6929 ▲13610 +6681
NZドル 7641 8032 ▲391
豪ドル ▲47403 ▲55523 +8120
全般に小動き、かつマチマチの印象ですが、足下のマーケットではドル安傾向が見られます。
特に早期利上げ観測が強まったポンドは対ドルで大きく上昇。
最近の金や銀の上昇も、ドル安の反映という解釈が一般的です。
ドル円は、日本株安によるリスクオフ心理やドル安傾向の中で円高方向への圧力がかかっていますが、そこを実需の円売りが抵抗する構図で、今月初めの101円割れには届かないレベルでの攻防戦となっています。
全体の方向性を決める重要ファクターはアメリカの金利感ですが、最近の雇用統計の解釈が難しく、一時3%を越えた長期金利が2.7%近辺で「考え中」。
雪の影響は2月も続きそうですから、次の雇用統計でも難しい結果が出てくる可能性もありそうです。
金利が高すぎず、ドルも弱いということは株式にマイナスではないので、ひとまず月初のミニ新興国ショックで売った分は買い戻しておこうという動きが主流に見えますが、日本株は蚊帳の外。
そもそもが「期待に働きかける」と宣言して始まった相場だったので、再び上昇に転じるために何が必要かは明白ですが、政権の中枢にいる人は別のことに夢中になっています。
一度離れていった恋人を振り向かせるのは、最初の出会いよりも困難です。
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