シカゴ筋ポジションの確認(2/25)時点
(2月25日) (2月18日) (増減)
カナダドル ▲58951 ▲65000 +6049
スイスフラン 358 ▲2828 +3186
ポンド 28802 22323 +6479
円 ▲85090 ▲79784 ▲5306
ユーロ 13900 8599 +5301
NZドル 10982 8906 +2076
豪ドル ▲38991 ▲44398 +5407
ドルが売られやすい傾向は続いていて、ユーロドルは1.38の高値圏です。
ドル円も、やや円高方向に振れて102円割れ。
リスクオフになるほどテーパリングスピードのスローダウンもあるかもしれないから、金利上昇は穏やか。
それならドルは安く、米国株は上がりやすいといったような気分でしょうか。
年初来の株価は、DOWが▲1.5%、日経平均▲9%、 ドイツ(DAX)は+1.5%。
昨年は見捨てられていた日本ポジションの復活年でしたが、今年は欧州>日本のリバランスが進んでいるのが足下の実態のようです。
東証では、2月第3週に海外投資家が2週間ぶりの買い越しに転じたと報道されているものの、依然として力強さに欠け、主力株のチャートは悪形状のものが多くなっています。
小国ウクライナよりは中国が問題。
人民元安(グラフは日経新聞)の背景には、当局の介入があるのは確実であり、その目的は投機筋の撃退や輸出奨励との解釈がされているようです。
ロイターは、1月下旬以降3件の点心債(主に香港で発行するオフショアの元建て債券)の起債が中止に追い込まれたと報じています。
投機資金を退治しようとすると、通常の資金繰り手段を封じる副作用もあり、このような変動は短期的だとの見方もあります。
いずれにせよ、理財商品や不動産バブルに関してどういったシナリオが用意されているのかまでは見通せず、漫然とした不安の中で、先高感の薄れた日本株ポジションは、優先的な整理対象になっているように感じられます。
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