シカゴ筋ポジションの確認(3/18)時点
(3月18日) (3月11日) (増減)
カナダドル ▲69805 ▲52191 ▲17614
スイスフラン 15116 8957 +6159
ポンド 25536 21999 +3337
円 ▲61099 ▲99356 +38257
ユーロ 52991 36385 +16606
NZドル 15751 36385 ▲20634
豪ドル ▲24463 ▲40850 +16387
クリミアの住民投票(16日)後の政治的緊張を警戒し、ポジションの巻き戻しが進みました。
特に円は、4割近くも円ショートポジションが減少。
しかしながらドル円は今年の安値を更新するところまでは行かず、今回も101円をキープ。
対円でのドルの値持ちが良いことが再確認されました。
ちなみに、もっと大きなリスクオフイベントが発生して円売りポジションが全部巻き戻されると、ドル円97円くらいが想定されると思います。
イエレン発言の細かな解釈はともかく、確実なのは、遅かれ早かれ量的緩和を止めるということ。
大きく見ればアメリカの雇用は堅調ですし、企業業績も悪くはない。
来年に政策金利が上がる可能性も十分にある。
という状況から考えて、積極的にドルを売ったところで持って行く先が無い。
特に日本人の場合、輸入のための実需もあるので、ドルの押し目は買いたい人が多いように思われます。
とはいえ、日本のデフレが本格的に解消することはまず無いと考えると、円の購買力は相対的にドルよりも強含むという円高要因もある。
二つの構造的要因の綱引きにより、膠着した状態という見方もあるかもしれません。
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