シカゴ筋ポジションの確認(4/8)時点
(4月8日) (4月1日) (増減)
カナダドル ▲34307 ▲36994 +2687
スイスフラン 11335 14231 ▲2896
ポンド 46477 33572 +12905
円 ▲87462 ▲88638 +1176
ユーロ 53300 33238 +20062
NZドル 19766 18480 +1286
豪ドル 3310 ▲4880 +8190
スイスフラン以外、全てプラス。
FRBの長期緩和姿勢が確認されてなのかどうか、ドル売りが進み、豪ドルは久々にプラス転換しました。
一方で、株式市場の方は大きく調整が進んでいます。
DOWの長期チャートを確認すると、QE1(2008年11月~2010年6月)が終了する時は、2010年4~6月にかけて、15%ほど下落。
QE2(2010年11月~2011年6月)が終了する時には、2011年4~10月にかけて、17%ほど下落
過去2回の大きな緩和終了時には、信用収縮が株価に反映されています。
現在のQE3(2012年9月~)は、今のところ今年の秋頃に終了予定。
現時点でDOWの調整は、ピークから4%程度と小規模ですが、ハイヴァリュエーションのNASDAQは既に9%調整。
過去の例やテクニカルから見ると、もう少し下げるとの見解が増えています。
ちなみに日経平均は、昨年末の16200円台から、ほぼ15%調整。
先んじて調整が終わったという見方もありますが、為替市場が更に円高になると、まだ下方向へのリスクがありそうです。
なお、株式市場に比べると、為替市場の方が今のところショックが小さく見えます。
これから為替市場にも本格的なポジションクローズが来て、ドル高・円高になるという見方と、そもそも株式市場ほど楽観していなかった為替市場の調整は比較的軽微だろうという見方があります。
ユーロドルの5年チャートを見ると、過去2回は1.5まで急上昇した反動で1.2まで急落しています。
それに比べると今回のユーロ上昇はそもそも傾斜がなだらかですし、1.4にも届いていませんから、仮にここから下がってもショックは比較的大きくないという見方は出来そうです。
一方でドル円に関しては、何と言っても昨年のカーブが急ですし、現在でも大量のショートポジションを抱えていますので、大きく崩れて100円を割れる可能性は考えておく必要がありそうです。
チャートを見た印象だけですが、95~100円のレンジ相場になるなら参加してみたいという感じです。
Comments