日豪EPA協定が大筋合意
一方、日本から豪州への主要輸出品は自動車で、全体の5~6割。残りは、機械や電気製品。
昨年の豪州への自動車輸出台数はは約35万台で、金額にして7000億円くらいでしょうから、関税5%がゼロになると350億円相当が軽減されます。
豪州からの肉類に対する関税は、現行の38.5%が、冷凍肉は19.5%、冷蔵肉は23.5%とほぼ半減。
輸入量は、冷凍と冷蔵は6対4の比率なので、量の多い冷凍肉に配慮した格好になっています。
肉類の輸入金額は、ざっと2000億円弱と見積もられるので、最終的に軽減される関税は400億円弱。
非常に大雑把な計算ですが、概ね両国の帳尻が合う格好になっているようです。
豪州からは、トヨタの工場が2017年までに撤退して、自動車生産は「絶滅」しますが、同じ右ハンドルなので、日本からの輸出は車種を問わず、比較的容易なはずです。
農鉱業と工業の交換貿易で、非常に補完性が強いので、今後とも両国の友好関係が維持されるように祈ります。
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