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April 19, 2014

コモディティ相場の確認

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金相場は、ウクライナ情勢の緊迫を材料に一時1400$近くまで上昇したものの、また1300$に戻りました。

銅(CU)は、3月に中国の動向をきっかけに大きく売られましたが、落ち着きを取り戻したようです。
銀はハイレバ取引が多く、普段から金よりもボラが高いのが特徴ですが、こちらも底値圏。

総じて貴金属相場は手掛かりが少なく、投機家が去った状態に見えます。

一方、投資マネーの受け入れ先となっているのは、石油(OIL)や農作物(DBA)。
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ウクライナ情勢は、株式市場へのインパクトはある程度織り込んだようにも感じられますが、ロシア→ウクライナ→欧州という天然ガス供給ラインに関しては、非常に不透明。

これまでのように、安い天然ガスの転売や抜き取りでウクライナにマフィア的な資源成金が現れて政治を支配する、といった構図は転換するように思われます。

また、アメリカの寒波は終わっていません。

ミネソタ州ではいまだに連日の大雪が報道され、東部のメジャーリーグベースボールは、体感気温ほぼ零度以下の状況で実施。
イチローもホカロン(?)を身につけて守備についています。

カリフォルニアでは2年連続の大干ばつ。
昨年500年振りの干ばつ(アメリカの歴史は500年もありませんが、木の年輪で調べたとのこと)と騒がれましたが、今年も相変わらずの水不足。

野菜が値上がり、飼料の不作で肉も値上がり。

更には、コーヒーも気になります。

Photo_3今年になってから、ICE(インターコンチネンタル取引所)の先物価格は、ほぼ2倍。

最大産地のブラジルが、やはり干ばつ。
3月になって少し雨が降ったことで一時下がったものの、再び上昇しています。

世界的な異常気象が通常になりつつあることを、市場は織り込みつつあるのかもしれません。

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