コモディティ相場の確認
一方、投資マネーの受け入れ先となっているのは、石油(OIL)や農作物(DBA)。
ウクライナ情勢は、株式市場へのインパクトはある程度織り込んだようにも感じられますが、ロシア→ウクライナ→欧州という天然ガス供給ラインに関しては、非常に不透明。
これまでのように、安い天然ガスの転売や抜き取りでウクライナにマフィア的な資源成金が現れて政治を支配する、といった構図は転換するように思われます。
また、アメリカの寒波は終わっていません。
ミネソタ州ではいまだに連日の大雪が報道され、東部のメジャーリーグベースボールは、体感気温ほぼ零度以下の状況で実施。
イチローもホカロン(?)を身につけて守備についています。
カリフォルニアでは2年連続の大干ばつ。
昨年500年振りの干ばつ(アメリカの歴史は500年もありませんが、木の年輪で調べたとのこと)と騒がれましたが、今年も相変わらずの水不足。
野菜が値上がり、飼料の不作で肉も値上がり。
更には、コーヒーも気になります。
今年になってから、ICE(インターコンチネンタル取引所)の先物価格は、ほぼ2倍。
最大産地のブラジルが、やはり干ばつ。
3月になって少し雨が降ったことで一時下がったものの、再び上昇しています。
世界的な異常気象が通常になりつつあることを、市場は織り込みつつあるのかもしれません。
Comments