シカゴ筋ポジションの確認(5/27)時点
(5月27日) (5月20日) (増減)
カナダドル ▲21810 ▲26534 +4724
スイスフラン ▲3872 5019 ▲8891
ポンド 35304 33090 +2214
円 ▲59036 ▲53787 ▲5249
ユーロ ▲16633 ▲9220 ▲7413
NZドル 17944 17594 +350
豪ドル 15848 19462 ▲3614
この1ヶ月、ユーロはECBによる緩和観測などを材料に下げてきましたが、今週も売りが優勢。
今月のユーロ/ドルは、1.39→1.36へ下落しています。
ドル円では、円ショートが増加。
相変わらず101円台後半を挟んだ、狭いレンジでの動きです。
米国長期金利が2.5%を切る水準まで下がってしまったこともあり、ドル円は膠着状態。
下では実需のドル買いが支えるものの、一方で上を目指すには金利差拡大という援軍がなく、ボラティリティを求める投資家は我慢を強いられています。
今年になって売りポジションが最大だったのは、4/15の162千枚で、5/20時点では98千枚と大分減りました。
今週も巻き戻しが入ったと推測されるので、「FEDに逆らうな」と金利上昇を見込んで構築された売りポジションの解消は、ある程度進んだものと思われます。
偏った短期ポジションの整理によって更なる金利急低下は起こりにくいものの、一方で3%以上の金利に耐えられるほど米国住宅市場は強くなさそうなので、当面の米国長期金利は、2.7%程度に引力がある状態ではないかと考えておきます。
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