J-REIT指数の確認
海外のリートを確認しておくと、アメリカ(IYR)も豪州(AXPJ)も、同じように4月から5%の上昇です。
要は、外の流れに乗っているだけとも言えますし、国際的な裁定の動きがしっかりあると見ることも可能です。
ここから先は、分配金上昇という正規援軍が来るのかどうか。
ジョーンズラングラサールが、Aグレードに続いてBグレードオフィスビルのレポートを出していますが、こちらは前年比+3.6%と、Aグレードの+2.5%を上回っています。
今週出たJRE(8952)の3月期決算は分配金7633円で、今後1年の予想は、7600円→7650円と横這い。
新規稼働物件が賃貸収入増加に貢献したものの、既存物件の賃貸収益が減収。
賃料改定全体ではマイナス13百万円、テナント入れ替えでもマイナス18百万円と、依然過去の高止まり案件が重荷となっています。
足下ではインフレムードもあり、若干の賃料上昇の動きがあるにしても、それがJ-REITのEPS増加という形で実現するには、まだ時間が必要のようです。
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