伊藤園の決算
今年はエルニーニョ現象が発生する可能性が高く、冷夏予想になっていますが、その前に猛暑日が連発。
明日の最高気温予想は、札幌が31度と、那覇の30度を上回っています。
もしこれで冷夏予想が外れると、夏銘柄が飛びそうにも思いますが、そんな中、4月決算の伊藤園(2593)がEPS96円で着地。
今日の終値2348円はPER24.5倍、今期予想104円に対しては、22.6倍。
配当は今期予想40円(1円増配)ですから1.7%。
この割安感の無さを、食品は底堅いからで説明出来るのかどうか、私にはサッパリ分かりませんが、伊藤園で興味深いのは、むしろ唯一の上場優先株(25935)があること。
優先株の配当は、普通株の25%増しというルールになっているので、今期予想は50円。
今日の終値1745円に対して、2.9%になります。
ざっくり3%あるなら、こっちで良いという人もいるかもしれません。
普通株と優先株は、どんな関係で動いているのか。
最終的には、赤の普通株が30%ほど勝ってはいるものの、矢印のリスクオフ局面では、株が下がって債券に近い優先株が買われていて、大接近。
楽天証券の表示によると、優先株のβ値(TOPIX)は「0.18」となっており、これは大体J-REITと同じレベル。
「株式と同じ動きをしない」ということを、私は結構高く評価する方です。
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