J-REIT指数の確認(7/18時点)
航空機史上最大のミステリーと言われる「失踪」に続き、今度は「撃墜」。
マレーシア航空の連続悲劇は、偶然と片付けるには余りに衝撃的であり、どこかに深刻な経営不振の影響が出ているのでしょうか。
更には予想されていたことではあるものの、イスラエル軍地上部隊がガザ地区に侵攻。
終わりの無い中東紛争、またも復讐の連鎖をエスカレートさせています。
二つのニュースを受けて17日のNY市場ではリスクオフ心理が高まり、金利もリートも両方下げる反応でしたが、東京では長期金利もリートも若干の上昇。
今週のJ-REIT指数は、1584→1607と1.5%上昇し、1600台を回復しました。
素直に強いという印象ですが、追いかける気はしないので、今週は少しポジションを軽くしました。
US-REITと米国長期金利の関係を確認しておきます。
グラフは、米国リートETF(IYR)と長期金利(TNX)の過去1年間です。
ぱっと見では相関が分かりにくいのですが、半年毎に分けてみると割合にシンプルで、昨年後半は金利が2割上昇して、リートが10%下げ。
今年は、金利が15%低下したので、リートは15%上昇です。
ここから更にリートが上がるためには、金利が更に下がる必要があるということになりますが、普通に考えると、ここからの金利の下げ余地は限定的です。
それでもリートを買う人が多くて堅調なのは、市場参加者が低金利の長期化を前提としているからでしょう。
景気が弱ければモチロン低金利、強くてもイエレンプットで低金利。
地政学リスクで債券買い、そして中国が元安のための為替介入資金で米国債大量購入と、強気の材料が並びます。
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