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August 09, 2014

J-REIT指数の確認(8/8時点)

相変わらず仕掛け的な売りに脆弱な日経平均。
金曜日は▲454円と、また一部のトレーダーだけを喜ばせる結果となっています。

Jreit0808今週のJ-REIT指数は、1614→1595と、節目の1600割れ。

1600を切ったのは木曜日ですから、金曜日の株式市場急落が直接の原因ということではなく、やはり一定の天井感が出てきたのではと思われます。

アセットクラス別に見ると週間で、住宅▲0.2%、商業物流▲1.1%、オフィス▲1.7%。
時価総額の大きいオフィス系が下げを主導し、レジ系はほぼ変わらずですから、気分はディフェンシブに傾いています。

Ausreit海外のリートも今週は下げています。

豪州リート(AXPJ)はピークが先月30日、米国(IYR)は29日と、時差を考えれば同日。
株式市場の軟調もあり、一部資金の避難が始まっていたようです。

ざっくり言うと、今年J-REITは指数1400から1600になった訳ですが、分配金利回りに直すと3.8%→3.5%と0.3%低下。
この間、長期金利は0.75%→0.5%にまで下がっているので、大体これで説明可能で、投資家が3%のリスクプレミアムを求めているのは変わっていないということになります。

国債市場は「堅調」ですが、何しろもう0.5%ですから、アップサイドは殆どない状況。
今後のインフレ可能性や政治的に消費増税が遅れるリスク等を考えれば、むしろ金利上昇が心配です。

今週は保有しているJリートの3分の1くらいを売却して、大きく下がった株式を少し拾いました。

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