原油価格が下がっている
リーマンショック直前、商品市場に資金が殺到し、WTIが145$に沸騰した2008年7月でも、ロングポジションは10万枚程度。
それが最近では20万枚以上が常態化し、6月には45万枚。
これを見る限り、今の金融緩和の弊害が出ているように思われます。
原油市場での現実の需給は、シェールオイルの供給や欧州景気の低迷もあって、やや緩いとさえ言われており、最近のドル高傾向を期に、一気にポジションの解消が進んだものと考えられます。
代表的な石油銘柄であるエクソン(XOM)と原油価格を比較してみます。
これまでS&P500と、ほぼ連動していたXOMですが、最近の原油下げに引っ張られているのが見て取れます。
良い押し目かもしれません。
次に、日本のガソリン価格と、WTIの相関(直近3年)を見てみます。
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