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September 29, 2014

住友商事が大幅下方修正

最終利益が2500億円→100億円と、2400億円のマイナス修正。(リリース

EPSだと、200円→8円。

中間配当25円は実施するものの、期末配は未定となり、通期ベースでの減配は決定的です。

2400億円の内訳は、米国タイトオイル(シェールオイル)開発プロジェクトで減損1700億円、豪州の石炭事業で300億円の減損、ブラジルの鉄鉱石事業でも同じく500億円、米国のタイヤ事業でも200億円の損失。

どうせなら全部出せ、と指示が飛んだんでしょうが、だからといってドンドン出てくるのも問題。
他にもマダガスカルのニッケル事業が100億単位で赤字のはずですが、今回は選に漏れた(?)ようです。

最大の要因であるテキサス州のタイトオイル(シェールオイル)開発プロジェクトは2012年8月発表の案件で、まだ2年しか経過していません。

当時のリリースには、
『取得資産の対価である約1,365百万ドルのうち25パーセント相当を契約発効時に支払い、残りの75パーセント相当を、今後3年間を目途にDevon社の開発費用を肩代わりする形で当社が追加で資金拠出を行うこととなります』
とあるので、当初スケジュールだと、まだ全額の払い込みも終わっていない段階のはずですが、もう減損?。

このプロジェクトの進め方には相当問題がありそうで、社内では怒号が飛び交ったことでしょう。

当面、株価をPERで語ることは出来なくなりましたが、2400億円は住商の自己資本の10分の1。
期末無配濃厚も、どのくらいマイナスに出るでしょうか。

何より、資源プロジェクトの目利きが出来ない商社、というレッテルが貼られたのは最大のダメージ。

資源分野の割合が少ない(10%台)から増やす、という方針は当然白紙。
その穴を何で埋めるのか、経営企画部門は一から練り直しとなり、現プロジェクトの精査と再度の資料依頼が全部門へ。
懲罰人事を前に、息を潜める担当部門。
あの銅取引損失は26億ドルと、奇しくも似たような額。

晴海方面から、深いため息が聞こえます。

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