金利上昇に強い資産、弱い資産
昨日のNY市場の結果から見ると、まずはコモディティの下落が目立ちます。
金は2%、石油は3%も売られました。
ドルが強ければ、商品は下がる。
当然、石油関連銘柄は安く、エクソン(XOM)▲1%、シェブロン(CVX)は▲1.5%。
また配当が高く、債券的な性格の強い公益銘柄も売られています。
時価総額で全米最大の電力会社デュークエナジー(DUK)は▲0.7%、2位のネクストラ(NEE)は▲1.2%。
やはり配当利回りの高い通信では、ATTもベライゾン(VZ)も小幅に下げ。
投資家は早々に、金利上昇を受け入れる準備を始めたようにも見えます。
金利上昇に弱そうなリートはどうか。
IYRは+0.1%、豪州リート(^AXPJ)は+0.4%と堅調でした。
金利上昇局面では賃料も一定程度上がる、という考えが強いのかもしれません。
日本では、過去にそういう局面が無いので分かりませんが、多分駄目でしょう。
アップルは上がっていますし、総じてIT系や、いわゆるモメンタム系は強かったように見えます。
利上げを景気拡大と考えれば、個人消費や設備投資は悪くないと考えるべきなのでしょうか。
レーバーデイ明けの9月初日は、夏の終わりと新学期の始まりを告げるサイン。
この日から白い靴は履かなくなり(夏物は片付ける)、クリスマスホリデーまでは仕事や勉強に集中するシーズンですから、こじつければ、この日の結果が今後の当面の方向性を示しているとの見方も可能です。
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