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September 05, 2014

ECBが追加利下げ

ユーロ急落、ECBが予想外の追加緩和発表(ロイター)。

元ゴールドマンサックスのドラギECB総裁が、お得意のサプライズ。

03_60ユーロドルは1.315→1.295と急落。
100円台換算で2円規模の急降下は、なかなか見ることが出来ません。

ECBはABSの買い取りも決定。

以前、日本→アメリカ→欧州の順で量的緩和の「権利を行使」するのではと書いたことがありますが、先進国の緩和レースは、アメリカに周回遅れで欧州が参加してきました。

追加緩和は、安いマネーが出てくるのですから株価にはプラス。
中央銀行の利下げは債券買い要因ですが、利下げの打ち止め感や将来のインフレ可能性を織り込むと、特に長期債にとっては売り要因(金利上昇)になる場合もあります。

Photo昨日のドイツ国債は、2年と5年が金利低下(買い)、10年と30年は金利上昇(売り)で反応しました。

米国長期金利も昨夜は2.41→2.45%と上昇し、謎の超低金利ゾーン(?)からの脱出が見えて来ました。

東京市場への影響は、ユーロ安とドル高で、ほぼ相殺。
欧州の株高は、ある程度伝播するので、トータルでは若干のプラスでしょうか。

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